1. 日本語の能力に( )彼女の右に出る者はいないだろう。

1. ひきかえては

2. わたっては

3. かけては

4. かかっては

2. 私は漢字はおろか、ひらがな( )うまく書けません。

1. ですら

2. であれば

3. だけ

4. こそ

3. 学生の将来を考え( )、あえて簡単には卒業させないシステムになっている。

1. るたえに

2. ればこそ

3. たとしたら

4. ようとして

4. 一番になれとは言わない( )、せめて恥ずかしくない成績をとってほしいものだ。

1. のに

2. まで

3. までも

4. として

5. 残業代が減ったので、 本業( )アルバイトをしている。

1. ともども

2. といっしょに

3. のかたわら

4. かたがた

6. 私の不注意でけがさせたのだから、 謝らずには( ) だろう。

1. すまない

2. おかない

3. 得ない

4. しない

7. 都会から田舎に移り住んだ人の話を開く( )、「田舎は人を癒す力を持っている」とつくつぐ感じる。

1. につけ

2. なり

3. とは

4. にしてみると

8. 昨夜は花見でさんざん酒を飲んでさわいで、とうとう警察が来る( )だった。

1. 最後

2. あげく

3. 一方

4. しまつ

9. 減税を打ち出したのに、支持率は( )さらに低くなってしまった。

1. 上がるままで

2. 下がるばかりか

3. 上がるどころか

4. 下がるだけあって

10. 私は男だけれど、差別を受けた女性のくやしい気持ちが( )。

1. わかるどころではない

2. わからないでもない

3. わかり得ない

4. わかりかねない

11. 人間が宇宙に( )、私の生活にはなんの影響もない。

1. 行った行かないの

2. 行こうが行くまいが

3. 行きつ戻りつ

4. 行ったり来たりして

12. お城の前に門番が立っていたが、まるで人形のように微動( )。

1. だにしなかった

2. だけしたようだ

3. もされなかった

4. でもするようだ

13. 子どもの減少で、幼稚園の経営は昨年度( )一層厳しいものになるだろ。

1. に即して

2. にいたっても

3. にもまして

4. にかかわらず

14. 一国の総理( )ものが、国民の感情が理解できずにリーダーシップがとれるのか

1. なる

2. たる

3. ある

4. さる

15. A「彼女、僕に怒ってるみたい。」 B「そりゃ、女性に体重を聞くんだ( )。怒って当然よ。」

1. ったら

2. って

3. つけ

4. もの

16. 弟は親の心配をよそに( )。

1. 厳しくしかられた

2. 勉強もせずに遊んでばかりいる

3. 不安で寝られなくなってしまった

4. 就職活動を始めた

17. 最近いいこと( )、幸せだ。

1. ずくめで

2. のみならず

3. まみれで

4. までもなく

18. 今日はこの地区最大のお祭り( )、大勢の観光客でにぎわっている。

1. とあって

2. のせいで

3. をおいて

4. どころか

19. 部長は君に期待すれば( )、厳しくしているんだと思うよ。

1. ほど

2. ばかり

3. こそ

4. なり

20. この映画はただ若者( )、子どもやお年寄りまで楽しめる内容だ。

1. さえ

2. のみならず

3. だけに

4. といっても

21. 日本にいる間に、ぜひわが家に( )。

1. うかがってくださいませんか

2. おまいりくださいませんか

3. 来られてくださいませんか

4. いらしてくださいませんか

22. 小さい子どもがいると掃除をする( )汚されてしまい、いくら掃除してもきりがない。

1. はしから

2. までもなく

3. 一方から

4. につれて

23. 外国で暮らすとき、言葉を学ぶ( )大切なのは、その国の習慣を知ることだ。

1. ことにもまして

2. ことによっても

3. ほかとは反して

4. ほかに対して

24. うちの犬( )、だれに対してもしっぽを振ったりお腹を見せたりして、番犬として失格だな。

1. とは

2. ときたら

3. ともなれば

4. とすれば

25. 1点差で負けるなんて、くやしい( )。

1. といったところだ

2. といってらない

3. までもない

4. にかたくない

26. この仕事を任せられるのは、彼( )ほかにはいない。

1. をおいて

2. なしに

3. はおろか

4. ならでは

27. この歴史大作は、日本の映画史上まれにみる150億円の制作費と5年の歳月をかけてついに完成する( )。

1. に至った

2. に即した

3. に及んだ

4. に沿った

28. 一人暮らしを始めてから( )、野菜を食べていない。

1. とはいえ

2. といえば

3. というと

4. というもの

29. どんなに大変な仕事でも、引き受けた( )最後まできちんとやるべきだ。

1. からには

2. のみならず

3. ほかならず

4. までには

30. リサイクルをうたったこの商品は、「環境にやさしく」という時代の動きと( )、注目を集めている。

1. ことになって

2. しだいで

3. あいまって

4. ともなって

31. きのうは疲れていたので、一日中何をする( )、ぼんやり過ごしてしまった。

1. としたら

2. とばかりに

3. ともなれば

4. ともなく

32. 期限までにできないのなら、契約を打ち切る( )。

1. までのことだ

2. ほどのはずだ

3. までのはずだ

4. ほどのことだ

33. こちらの窓口では、製品に関する重要なお知らせを( )いただいております。

1. ご案内

2. ご案内して

3. ご案内させて

4. ご案内いたして

34. この店が存続できるどうかは、今期の売上額( )だ。

1. がてら

2. 限り

3. ばかり

4. いかん

35. このようなすばらしい賞をいただき、俳優として光栄の( )です。

1. 限り

2. 以上

3. 高み

4. 至り

36. 昨日まで父はとても元気でした。( )、今朝急に具合が悪くなったんです。

1. それに

2. それから

3. それが

4. それなら

37. 副社長は社長に( )地位の高い役職である。

1. 次いで

2. 次なる

3. 次で

4. 次の

38. 毎日300万人( )人が新宿駅を利用するという。

1. まである

2. からの

3. ほどある

4. さえある

39. 就職するか、進学するか、( )自分の将来のことだから、よく考えなさい。

1. どちらかといえば

2. どちらにすれば

3. どちらにしても

4. どちらかというと

40. この地方では四季それぞれの景色が楽しめますが、なんと( )紅葉の頃が最高です。

1. なれば

2. しても

3. いえば

4. いっても

41. お疲れ( )お呼び立てして申し訳ありませんでした。

1. とはいえ

2. つつも

3. のところを

4. ながらも

42. 高速道路を作った( )、この島の美しい自然は二度と元には戻らないだろう。

1. が最後

2. ところで

3. そばから

4. が早いか

43. お休みの( )を申し訳ありませんが、少しお尋ねしたいことがありまして…。

1. なか

2. ところ

3. うえ

4. さい

44. 試験の受験者は、450人から460人( )です。

1. といったこと

2. というもの

3. といったところ

4. といったわけ

45. T国政府の対応( )、国交の断絶もやむをえないのではないか。

1. に即して

2. もさることながら

3. にひきかえ

4. いかんによっては

46. 最近の若者は権利を主張するばかりで、義務を怠る( )。

1. きらいがある

2. までである

3. かぎりである

4. だけである

47. 経営者は、会社が社員( )のものであることを忘れてはならない。

1. にあって

2. あって

3. にあたって

4. とあって

48. 彼はリーダーとして尊敬( )人物だ。

1. にあたる

2. にかかわる

3. に足る

4. あっての

49. 学歴が高ければ一流企業に就職できる( )、決してそのようなことはない

1. かといううと

2. ともなれば

3. までもなく

4. のみならず

50. この携帯電話は、字が大きくて操作も簡単なので、( )方にも使いやすいはずです。

1. 年をお取りになった

2. 年を取られた

3. したお年を取った

4. お年を召した

51. まだ入社 ___ ___ _★_ ___ あるかもしれませんが、 よろしくご指導ください。

1. だらけですので

2. したばかりで

3. 失礼が

4. わからないこと

52. 部下を ___ ___ ___ _★_ ものだった。

1. 彼の言葉は

2. 聞くに

3. ののしる

4. たえない

53. 子どもが生まれて ___ ___ _★_ ___ ことは1日もありません。

1. からと

2. 一晩中

3. いうもの

4. ゆっくり眠った

54. 夫は大好きな ___ ___ _★_ ___ 朝早く起きることも平気だ。

1. どんなに

2. ゴルフに出かける

3. とあれば

4. ため

55. 今どきの大学生 ___ _★_ ___ ___ だってできない人がたくさんいるそうだ。一体どうやって入試に合格したんだろう。

1. 中学レベルの勉強

2. 高校レベルの勉強

3. はおろか

4. ときたら

56. 客の減ったデパートは ___ ___ _★_ ___ 店員をたくさん配置した。

1. 外国語の話せる

2. 外国人観光客を

3. 呼び入れる

4. ベく

57. 初めて ___ ___ ___ _★_ いただかないとうまく進められない。

1. 助言を

2. お引受けした

3. こととて

4. 仕事の

58. 彼女は ___ ___ _★_ ___ 泣き始めた。

1. 帰る

2. 家へ

3. 大声で

4. なり

59. 私の欲しい物を買って ___ ___ _★_ ___ ないんだけどね。

1. つき合わない

2. ものでも

3. くれるなら

4. 買い物に

60. 日本人 ___ ___ _★_ ___ 、心をリラックスさせるためのものだ。

1. にとっての

2. 体を洗う

3. お風呂というものは

4. のみならず

61. 中学生の ___ ___ _★_ ___ 、周りの大人がとやかく口を出すべきではない。

1. 彼女なりに

2. 結論なのだから

3. 出した

4. 娘が

62. 今回の実験が上手く ___ ___ _★_ ___ をあきらめることはない。

1. いかなかった

2. から

3. といって

4. 研究自体

63. 転職先としては、これまでの経験を ___ ___ _★_ ___ 希望している。

1. 生かしつつ

2. 図れる

3. 会社を

4. キャリアアップを

64. 何とか ___ ___ _★_ ___ 、将来に対して不安がないわけではない。

1. ことは

2. 就職する

3. ものの

4. できた

65. あの店のステーキなら、 ___ _★_ ___ ___ ところだろう。

1. 二、三千円

2. といった

3. といっても

4. 高い

66. 翻訳というものは、 _★_ ___ ___ ___ なおさらだろう。

1. 難しいものなのに

2. ましてや

3. 古典ともなれば

4. ただでさえ

67. 我が社の財政状態は ___ ___ _★_ ___ 何の心配もないと言ってよい。

1. 限りに

2. おいては

3. 私の

4. 知る

68. この映画は、タイトルを見ると ___ ___ _★_ ___ 会社の矛盾を問うドキュメンタリーである。

1. コメディの

2. その実は

3. ようで

4. いかにも

69. 何でもコンピューターでするように ___ _★_ ___ ___ いる人も多い。

1. 必要に

2. 迫られて

3. 勉強の

4. なって

70. 彼は家に ___ _★_ ___ ___ 野球を見始めた。

1. 帰るが

2. テレビを

3. つけて

4. 早いか

71. 私が話している間、彼女は ___ _★_ ___ ___ していた。

1. 自分には

2. とばかりに

3. いたずら書きを

4. 関係ない

72. この子は目 ___ _★_ ___ ___ そっくりだ。

1.

2. 父親に

3. といい

4. といい

73. 児童虐待のニュースを耳にするたびに ___ _★_ ___ ___ のは、私だけではないはずだ。

1. 憤りの念を

2. 禁じえない

3. 対する

4. 身勝手な大人に

74. 大雨で市民が ___ ___ _★_ ___ ことが問題になっている。

1. をよそに

2. コルフをしていた

3. 被害を受けているの

4. 市長が旅先で

75. 犯罪を繰り返す彼に ___ ___ _★_ ___ 判断がくだされた。

1. 余地は

2. 更正の

3. という

4. ない

息子が彼女に会いに大阪に行って帰ってくる【1】「大阪の人はすごい。彼女の友たちが【2】もう圧倒されて全然話ができなかった」と言った。かなりおしゃべりな息子がそう言うので驚いた。その後彼女が家に来た。彼女は初めて私たちに会ったにもかかわらず物怖じせずよくしゃべった。しかし家を出た後「今日緊張してちっとも話せなかった」と息子に言ったそうだ。私たち家族は本当に驚いた。 東京と大阪ではエスカレーターの乗り方も違う。東京では左側に、大阪では右側に立つ。その脇を急いでいる人がどんどん追い抜いていく光景は変わらない。電車のホームでは東京では整列して乗るが、大阪では初めは整列していても電車が来るとあっという間にあちこちから人々が乗車口に殺到するという話も聞く。でも東京でも割り込む人が【3】し、大阪でも整としている駅もあるから、一概にはこうとは言えない。 食べ物の味付けは確かに違う。関西は出汁(注)を重視する【4】関東に比べて味付けが薄い。関西人が東京のうどんを「醤油味が塩辛くて味も素っ気もない」と言ったり、醤油で真っ黒なつゆを見てショックを受けたりという話もある。また麺類もラーメンは別として関東は「そば」、一方関西は「うどん」を好む人が多い。アクセントも関東と関西では反対の言葉が多い。例えば大阪の人が「橋」と言うと、関東の人には「箸」のように聞こえる。日本語には同音異議語が多いから、日本人同士でも時々混乱してしまうことがある。このほかにも関東と関西で違うことは種々ある。しかし言うまでもなく、これは【5】の問題ではない。違いを楽しんだらどうだろうか。 (注)出汁:和風のスープ

76. 【1】

1. とたん

2. や否や

3. 後で

4. ところで

77. 【2】

1. しゃべることしゃべること

2. しゃべるなりしゃべるなりに

3. しゃべるにしろしゃべるにしろ

4. しゃべったりしゃべったり

78. 【3】

1. いるわけじゃない

2. いるわけがない

3. いないわけだ

4. いないわけじゃない

79. 【4】

1. ものか

2. はずか

3. からか

4. だけか

80. 【5】

1. よくても悪くても

2. いいとか悪いとか

3. よくて悪くて

4. いいこと悪いこと

地面をニョロニョロはう茶色のミミズ(注)を好きな人は、あまりいないだろう。しかしこのミミズは4億もの間、地球の生物、環境に大きな恩恵を与えてきたのだ。 大食いのミミズは自分の体重と同じくらいの落ち葉を食べる。そして大量のフンを出すが、その中には普通の土と比べてカリウムが11倍、リンが7倍、窒素(ちっそ)は5倍含まれる。【1】コミミズは植物が日光から作った栄養を消化して、土に再生しているのだ。だからミミズたくさんの土はふっくらと柔らかく、有機物を大量に含み、農業に向いた土になる。 またミミズが地面の中を通ったあとは細長いトンネルになり、土はやわらかいスポンジのようになる。雨が降っても、水がすぐしみ込むので洪水にならない。また干ばつのときも、ミミズのいる土は水を含んでいるので、植物が【2】。そのトンネルには植物が容易に根を伸ばすことができ、しかも中は栄養豊富なので、植物はますます成長するというわけだ。 【3a】は【3b】が休んでいる間も、大地という工場でせっせとすばらしい土を生産し続ける、勤勉で優秀な労働者なのだ。 だが現代日本では気軽に殺虫剤を大量散布するようになり、ミミズが減っている。ミミズのいない土は固くなり、空気も雨水もしみ込まない土になる。【4】丈夫なミミズが殺虫剤に耐えたとしても、そのミミズを食べた小鳥や小動物が死んでしまう。 進化論で有名なイギリスの学者ダーウィン(Darwin)は、ミミズを研究し『ミミズと土』という本を著した。その中で書いている。「もしミミズがこの世にいなければ、植物は全滅してしまうだろう。世界の歴史において、ミミズ以上に重要な役割を果たした動物が【5】」と。 (注)ミミズ=環形動物の一種。

81. 【1】

1. いわば

2. いわゆる

3. さらに

4. もしかすると

82. 【2】

1. 枯れるはずだ

2. 枯れないことはない

3. 枯れてしまう

4. 枯れることがない

83. 【3】

1. a 人間 / b ミミズ

2. a ミミズ / b 人間

3. a ミミズ / b 自然

4. a 人間 / b 自然

84. 【4】

1. たとえ

2. たとえば

3. ところで

4. ところが

85. 【5】

1. 他にもいるはずだ

2. 他にいないわけがないだろう

3. 他にいるとは思えない

4. 他にいるかもしれない

過去最低の内定率、内定切りなど、学生たちは厳しい就職活動を【1】。そうした中、学生たちに、就職に有利な「新卒」立場で就職活動ができるよう「希望留年制度」を設けて支援する大学が出てきている。ただ、企業のいきすぎた「新卒主義」を若々しく思う大学関係者も少なくない。 S大学は昨年、就職活動を続けたい学生向けの卒業延期制度を始めた。申請して認められれば学費54万円が半額になる。昨年度の就職希望者の内定率が97%で、【2】臨時救済措置だったが、今年度は89%とさらに厳しい状況になり、継続することになった。 日本の雇用システムは、明白な「新卒主義」だ。特に大企業は新卒を優先して採用する。あえて単位を【3a】卒業論文などを【3b】して就職留年する学生は以前からいたが、一昨年の金融危機以降、多くの大学が学生支援のために導入した。 ある地方大学で就職支援を担当する職員は「本来【4】が、新卒にこだわる企業は多い。『新卒に限る』としている大企業まであるのが現状だ」。別の大学の担当者も「既卒をほとんど探らない企業が多く、こういう対応を【5】」と話す。

86. 【1】

1. しかねている

2. 強いられている

3. してやまない

4. きわまりない

87. 【2】

1. せめて

2. まるで

3. あくまで

4. かえって

88. 【3】

1. a 落としたり / b 提出しなかったりする

2. a 落とすなり  /  b 提出するなり

3. a 落としたり / b 提出したり

4. a 落とすやら / b 提出するやら

89. 【4】

1. 卒業できなければすべきでない

2. 卒業できなくてもすべきだ

3. 卒業できてもすべきではない

4. 卒業できるならすべきだ

90. 【5】

1. しようがない

2. するわけにはいかない

3. せざるをえない

4. すべきではない

広告主の品位 きょうはCMの中身ではなく、CMの出し方について、広告主の人たちにお願いをしたい。 番組の途中にCMが【1】が、モンダイはその入り方のタイミングだ。たとえば、歌やものまねのうまさを競い合う番組の中で、いざ、審査員の点数が出ようとするその直前に、ポンとCMが割って入る。あるいは、クイズ番組の中で正解が発表されようとするその瞬間に、サッと画面がCMに入れ替わる。ああいうせこい(注1)ことは【2】。 あれは広告主がやっているわけではなく、番組を作っているテレビ局の人の考えでやっているんだろう。が、それだったら、そういういやらしいCMの入れ方はしないでほしいと、テレビ局の人に注文をつけてもらいたい。 【3a】、みんながテレビの前で身を乗り出している瞬間にCMを入れれば、見られる【3b】が、わざわざ番組の流れを断ち切り、視聴者の感興(注2)をそいでまで勉強にCMを見せようとするやり方って、さもしくないだろうか。みっともないだろうか。 CMのセンスは、企業のセンスのあらわれである。それはCMの中身だけでなく、CMの出し方にも言えることだ。せっかくいいCMを作っても、ああいう出し方をされると、なんと視聴者をバカにした企業だろうと思われてしまう。いやおうなしに【4】ああいうやり方は、極端に言えば暴力みたいなものであって、消費者を大切に思う企業のやることじゃない。 近ごろハヤリの言葉で言えば、これは企業の「品位」にかかわるモンダイである。【5a】だけじゃない、【5b】だいぶ前から、「品がねえぞ」と怒ってるよ。 (注1)せこい: ずるい (注2)感興をそぐ: 何かに持っている興味をなくさせる

91. 【1】

1. 入るのにいい

2. 入るのがいいのか

3. 入るのはいい

4. 入るのでいいのか

92. 【2】

1. やめようと思う

2. やめてほしいのだ

3. やめるのだろうか

4. やめられるものではない

93. 【3】

1. a  やはり /  b  ところだった

2. a  いったい /  b のか

3. a といっても /  b わけでもない

4. a たしかに /  b ことは間違いない

94. 【4】

1. 見させてしまう

2. 身を乗りでさせる

3. 見られてしまう

4. 身を乗り出される

95. 【5】

1. a ぼく / b みんな

2. a 広告主 / b みんな

3. a 広告主 / b ぼくも

4. a ぼく / b 広告主も

日本でも、他の先進国の例にもれず、急激な少子化が始まっている。 1970年には2.1人だった出生数が、1995年には人口を維持するのに必要な2.08人を大きく下回る1.42人に落ち込み、2005年には1.25人と、韓国の1.15人【1】低い出生率となった。原因がいろいろ考えられるが、まず若い男性が長時間苦労を強いられ、育児の負担がひとり母親にかかっていることがあげられる。 さらに子ども1人を大学まで卒業させるには2000万円かかると言われる。育児のために母親がいったん仕事をやめると、再び正社員になることは非常に難しい。ずっと正社員で働いた場合と、退職して再びパートタイム労働などに就いた場合の生涯賃金の差は、なんと1億円を超えるという試算が出され、人々にショックを与えた。 子どもを持てば【2a】が増える一方で【2b】が激減するのだ。 男性もこの不景気とあいまって収入の不安定な人が増えて、夫婦で共働きを【3】なっているのが現状だ。 女性が働き続けなければ、子どもに満足な教育を与えられない。しかし、子どもを持てば残業もこなす正社員でい続けるのは困難だ。結局、子どもをあきらめることになる。 危機感を抱いた政府は「エンゼルプラン」と銘打って育児支援を始めたが、厳しい現実の前に【4】。もはや子どもを増やす対策よりは少子化社会という現実【5】対策立てるべき時なのかもしれない。

96. 【1】

1. に次いで

2. に満たない

3. に及ぶ

4. に勝る

97. 【2】

1. a 収入 / b  仕事

2. a 支出 / b 収入

3. a パートタイム / b 正社員

4. a 収入 / b 生涯賃金 

98. 【3】

1. してはいられなく

2. しなくてもよく

3. するまでもなく

4. せずにはいられなく

99. 【4】

1. 効果が少しずつ見えている

2. 効果はあまり上がっていない

3. 効果は劇的に現れている

4. 効果のほどはわからない

100. 【5】

1. にひきかえ

2. とばかりに

3. をふまえた

4. をものともせず