1. 世界的に労働時間が決められているから。
2. 適切な労働時間は人によって異なるから。
3. 日本人は時間に正確だから。
4. 日本人は働きすぎるから。
1. 現実の山の頂き
2. シナイ山の山頂
3. 力尽きたところ
4. 普段どおりに100歩歩いたところ
1. 仕事と趣味を両立させること
2. 社長に頼みこまれて残業をすること
3. 専門家として小説を書くこと
4. 納得した仕事をするために時間をかけること
1. 仕事が趣味の人も、時間がきたら仕事を止めて帰ったほうがよい。
2. 職場の同僚に遠慮せずに、休みはできるだけ取るべきだ。
3. 長時間働くのも、あまり仕事をしないのも、個人の自由だ。
4. 労働時間の短縮は世界の流行だから、日本人ももっと休むべきだ。
日本では、姓は一つの家族のまとまりを示すものである。だから家族が皆同じ姓を名乗ることで、連帯感を感じることができる。
結婚して、好きな人と同じ姓になることはうれしいことだし、結婚したという実感がわき、共に新しい家族を作っていこうとする大事な契機にもなる。
夫婦の大半が男性の姓を名乗ることは差別ではないかという主張もあるが、それは差別ではなく「慣習」である。
欧米のように、ファーストネームで呼び合う文化とは異なり、名字で相手を呼ぶ習慣の日本では、夫婦が同姓であることの社会的意義は、はるかに大きいと思われる。
もし、姓が変わることが女性の仕事に不都合となるなら、仕事の時だけ旧姓を使うことを認めればよく、多数が満足している現状を変える必要はないだろう。
夫婦が別々の姓になると「家庭が崩壊する」という人もいるが、家族を不幸にしようと思って別姓を選択する人などいない。
むしろ姓が違うからというだけで、家族のつながりを感じられないことが問題ではないか。
夫婦別姓となれば、何らかの事情で母親や父親と名字が違う子供が差別されることも少なくなるだろう。
また、現在は、女性は旧姓だと独身、改姓すれば既婚、また旧姓に戻れば離婚したことも明白だ。これは女性のプライバシー侵害につながりかねないが、男性にはそういった心配が少ない。
さらに、仕事を持つ女性が名字が変わったことを取引先などに知らせるには、電話代や葉書代、本人の労働時間など、多大なコストがかかる。
夫婦同姓が日本の文化や習慣だという意見もあるが、文化や習慣は時代と共に変化するものである。女性の選挙権や社会進出にしても、その時の慣例を打ち破ってきたものであったはずだ。
1. AもB賛成である。
2. AもB反対である。
3. Aは反対だが、Bは賛成である。
4. Aは賛成だが、Bは反対である。
1. 家族の一体感
2. 男女間の不平等
3. 子供に与える影響
4. 日本の文化・習慣
1. 最近の日本の家庭事情は複雑である。
2. 働く女性に不利益が生じる可能性がある。
3. プライバシー侵害につながることがある。
4. 古くからの文化や習慣は守っていくべきである。
生き方って、本当にむずかしい。考えれば考えるほどわからなくなる。これは偽らざる(注1)私の実感だ。
しかし、最近、私はそうは思わなくなった。なぜなら私は、ある重要なことに気がついたからである。それは、とっても単純なこと。あまりに単純だから気がつかなかったことでもある。
私は長い間、どこかで自分の手本になる生き方を探していた。いいかえれば、自分に一番あった生き方の教科書を探していたのである。私の生き方の手本はどこにあるの?自分だけが杖なしで山道を歩いているような不安感を、私は長い間、ぬぐいさる(注2)ことができなかった。
しかし、最近、私は開照(注3)した。そうだ、生き方に手本なんかない。人が百人いれば、みんな顔や性格がちがうように、生き方は百人百様。つまり、私はこの地球上で唯一無二(注4)の存在なのだから、私は私の生き方をすればいいのだ。
(松原惇子『いい女は「生き方」なんかこだわらない」PHP研究所)
(注1)偽らざる:本心や真実を隠さない
(注2)ぬぐいさる:汚点、不信感などをきれいに取り去る。
(注3)開眼:物事の道理や真理がはっきわかるようになること。
(注4)唯一無二:ただ一つだけあって二つとないこと
知り合いの女性に赤ちゃんができた。三十五歳の彼女は、仕事を辞めてただ今、育児の真っ最中。ところが先日、彼女が浮かない顔(注5)でこう言った。「子供ができたことは、うれしいけれど、どうやって育てたらいいのか、わからなくて。本には、なるべく、子供を抱くように、と書いてあったからそうはしているけど」それを聞いて、私はつい言ってしまった。
今、世の中には、信じられないぐらいの数の育児関係の本や雑誌が出ている。いろいろと手をかけることが愛情ではないのに、そう信じて疑わないお母さんが、相変わらず多いのにはびっくりする。子供なんか、ほっておけば育つし、子供にとり、一番大事なのは、母の愛という安心感しかないはずなのに。子育ては、元来とてもシンプル(注6)なのに、今のお母さんたちは、勝手に難しくしているような気がしてならない。
(松原惇子『いい女は「生き方」なんかこだわらない」PHP研究所)
(注5)浮かない顔:心配そうな顔。嬉しそうではない顔
(注6)シンプル:単純。簡単
1. 自分に一番あった生き方の手本を探していた。
2. いい教科書がないので、一生懸命探していた。
3. どうやって子どもを育てたらいいのかわからないので、本を読んだ。
4. 今、たくさんの育児関係の本や雑誌が売られている。
1. 多くの本は内容が難しくて、筆者の意見が理解しにくい。
2. 本はたくさんあるので、自分にあったものを選ぶのが證しい。
3. 本はたくさんあるので、どれを実践したらよいのかわからない。
4. 本を読むことで、その世界に入り込み、抜け出せなくなる。
1. 方法を示すものを探さなければならない。
2. 手本や本を探せば探すほど、より良い方法が見つかる。
3. だれもが良い手本や本を探すことにもっと一生懸命になるべきだ。
4. ほかの人の方法に頼るのではなく。自分のやり方をすればいい